知っておきたい転職の意外なリスク

転職には実に多くのリスクが伴いますが、意外な形でのものがあります。例えば実力を買われて採用された場合、経営者からは歓迎されるものの、現場で働くスタッフからは煙たがられることがあります。排他的な雰囲気の中で仕事をせざるを得ないことになります。このように経営者とスタッフとの間に溝がある会社は案外と多いものです。そもそも、そのような雰囲気を打破するために新しい風を取り入れたいと中途採用者を求めるわけです。そのような中で期待に応えるための活動ができるか否かが問われます。他にも企業風土に馴染めないというリスクもあります。会社にはそれぞれ独特の雰囲気というものがあります。社長の影響力がどの程度浸透しているのかも関係しています。例えば新しい取り組みにより業務効率を高めたいと思っていても、周囲から反対されることがあります。馴れたやり方を変えたくないという圧力を受けるわけです。このような職場の雰囲気というものは、なかなか事前には分からないものです。

1つだけ言えるのは、会社訪問をして職場を案内された時に、そこのスタッフから挨拶されるか否かによって大体の雰囲気は掴めます。

また定着率の高い会社は転職先としては理想だと思うことにも注意点があります。定着率が高いということは、団結力が高いことでもあります。つまり排他的な要素も持ち合わせているわけです。中途採用者に対する受け入れ態勢というものが整っていないことが多いので、なかなか職場に馴染めないリスクがあります。